9月5日

まだまだ暑い中美容院に行く。ヨーカドーのダイソーに寄ってだんなさんが欲しい正方形の額を探す。なかった。

途中のガチャガチャデパートをひやかすと、ピーターラビットのお父さんがバイになった姿のフィギュアがあって欲しい気持ちになる。でも五百円もするからやめる。

美容院のシャンプーとトリートメントタイムが年々長くなってる気がする。眠い。

前回に引き続き、マッシュウルフにしてもらう。

今日も私の恨みは晴れないらしくある女性のことばかり考えてしまう。実際は人間違いかもしれないしもう忘れた方がいいのに悔しい気持ちが収まらない。

悪口言うのもいいけど名を名乗ってほしいよ。その人がiPhoneユーザーなことしか確かなことはわからなかった。

9月4日

珍しくだんなさんが午後まで寝ていた。朝の4時までアガベの色々をネットで見ていたそう。本当に好きなんだな。

夕方から戸越に行く。

崎陽軒ができててうれしい。シウマイ弁当を模したクッションやブランケットまで売っている。一方ザック2のレイアウトが全然よくなくなっててショックを受ける。

トレファクにまたせどりボーイいる。女物の棚のところに周りを気にしながら心もとなく立っていて、サーモンピンクのバッグを手に取り棚に戻した後、スマホでその商品の価値を知るために検索している。そんな…一点一点そんなやり方してたら日が暮れちまうんじゃないのかい。お洋服に対する情熱と知識がないのにそんなことでお金稼ごうなんて無謀だよ。ユーチューバーになんてそそのかされたのか知らないけどやめときなよ。

素人せどり、5年前はいなかった。去年くらいからはトレファクに行く度遭遇する。今日は東南アジアから来た日本語がちょっともわからない陽気な3人組がかご何個も分に洋服を詰め、飲みかけの飲み物も詰め、嬌声を上げながら買い物していた。

だんなさんが、日本で買う服っていうのは箔が付いて現地で高く売れるからねって教えてくれる。

 

9月2日

テーブルと椅子の位置を変える。今日もくばらのきゅうりのたれブーム。きゅうり、大根、みょうが、かぶ、セロリ、にんじん。

戸越銀座に崎陽軒ができたらしい。

今年の夏は努力して冷やし中華を作ってみたけど素麺はやっぱり作らずじまいだった。冷たい麺類に興味があんまりなくて困る。冷やし中華も久しぶりに食べたけど、全然はしが進まなかった。

湿気がすごくてああだんだん秋だなっていう気分に浸れない。おまけに雨続きだし。もっとカラッとした空気の中青い空を見上げて切なくなったりしたい。

9月1日

今日は突然の朝のひと雨と夕立がすごかった。洗濯物を出したりしまったり。

新学期早々、ハルタのローファーをびちゃびちゃにして通学路を歩くことになった学生たちがかわいそう。(私はハルタ履いたことない。ワシントンのローファーだったから)

二回目の結婚生活は一年とちょっと続いている。これからもまだ続けるつもりだけど、私が相手のことを一番に考える癖が今回も強く出てしまい、日毎日毎に私の中から自分が消えてゆくかのよう。

新しい生活にもう慣れた頃なのに、まだまだ忘れたいことばかりででも忘れられなくて困っている。

6軒目のセブンにあった夏の残り物。

 

 

 

 

おでこに刻印〜アールアイピー〜

あああなたはあの頃のままとってもきれいきれいきれいよ

浮き世に流しっぱなしにするなんて勿体無い勿体無い勿体無いほど

ねえ汚くならないでね

ねえ汚くならないでね

ねえ私にならないでね

 

あなたがウインクするたび

私の素敵が死んだ

あなたのパンティがみずみずしくなると

私の心は焼き芋の皮みたいになった

笑ってもらえたら

笑ってもらえたら

笑ってもらえたら

私のソロウはむくわれるかな

私の生きてる意味、生まれるかな

 

本当の友達になれたら私たちは

きっとずっともっと楽しい十五年間だった

ドーナツ屋のコーヒーが飲み放題なの奇遇ね

その恩恵を受けた私たちはドーナツを食べて喋って夢を描いて

多分永遠に美しく輝いてた

 

インターネットでうんこを投げることになった私の絶望

はは誰も知らない

はは軽蔑されて

はは堕ちちゃった

はは地獄?へ

 

洗っても洗ってもくさいままだよ

しゃぼんの香りに包まれてた私はパチンと消えた

おでこに刻印されたアールアイピーの切なさ

ああ勿体無い勿体無い勿体無い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいな夢追い人

きれいな夢を見たいんだ

子供ができない子供ができない僕たちは

汚い治療を続けている

僕は逃げたかったんだ

自然のルールに反して二十、三十と卵を拵えている気味の悪い妻から

知ってるかい

この注射の中身は妊婦のおしっこやらモルモットの卵巣からできてることを

僕の妻は怪物だ

 

きみとならあの頃描いた夢をもう一度

ねえ

パステルカラーしかない世界で反復しようよ

ピクシイダストが陽に飛んできみのまわりはキラキラ虹色

僕もずっとそこで青春したいよ

触りたいよきれいなものだけ

 

汚いものは全部置いてけぼりにしよう

ちょっとかわいそうだけど

僕の妻はずいぶんとお人好しだから

たぶん粗大ゴミ置き場でもえへへと笑ってるよ

古ぼけた水色のくまのぬいぐるみがいれば生きていけるから

僕たちは早く僕たちを始めよう